なんくるさんしん

沖縄県久米島町 なんくるさんしん のブログです。 親子塾なんくるとして 平成16年7月に結成。 芸能発表の名称「なんくるさんしん」 久米島町内の小学生から高校生までの子供達を中心に、沖縄の伝統芸能を学んでいます。 「久米島から世界へ」を合言葉に、世界で活躍できる人材を目指して、伝統芸能の指導そして学業のサポートも行っています。 久米島を全国へ世界へアピールするために、また島興しのためにがんばります。 今年3月新唄大賞グランプリを受賞し、8月30日ハワイ ホノルルでの沖縄フェスティバルに出場を果たしました。 現在、島内各施設の慰問演奏、そして島内イベントにも多数出演しております。今後も沖縄本島や県外や海外での活動も視野に入れて活躍の場を広げていきます。

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琉歌

琉歌:数え歌

琉歌:数え歌

琉歌064
一(てぃー)ち 太陽(てぃーだ)ぬミー 二(たー)ち立(たっ)ちょーる
三(みー)ち 美童(みやらび)ぬ 歌(うた)や涼(しじ)さ
琉歌065
四(ゆー)ち良(ゆー)聞(ち)きどー 五(いち)ち何時(いち)までぃん
六(むー)ち むちりてぃど 暮(く)らち行(い)かな
琉歌066
七(なな)ちなーちゅちばい(もうひとがんばり)八(やー)ち家建(やーちゅく)てぃ
九(くくぬ)ち 此処(くま)居(うとー)てぃ 暮(くら)ち行(い)かな
琉歌067
二人(たい)や夫婦(みーとぅ)なてぃ 互(たげ)にかながな)とぅ
いちぐ何時(いち)までぃん 暮(く)らち行(い)かな

活動紹介


第26回 新唄(みいうた)大賞 公開審査会のゲスト出演が終了しました。
1次審査を通過したのは12組。みなさん ベテランの唄者が多く、聴きごたえがありました。
なんくるさんしんのメンバーも 物おじせず、どうどうと歌い上げていました。
今回披露した曲は
1、儀間(じま)ハーリー 作詞 稲嶺ケイ子 作曲 吉田薫
  なんくるさんしんの地元 久米島町儀間の 儀間ハーリーの応援歌です。

2、なんくるさんしん   作詞・作曲 吉田薫
  三線初心者の曲としてつくりました。からばんちの三線の練習から
  カチャーシーを簡単に弾ける方法までこの曲で修得できます。

3、世果報願ら(ゆがふにがら)笠末若茶良(がさしわかちゃら)
             作詞・作曲 吉田薫
  琉球王朝時代の久米島 登武那覇(とぅんなは)を納めていた 按司(あじ)
  笠末若茶良(がさしわかちゃら)をテーマーにつくりました。
  約500年前の 若茶らの決意と 民衆の想いを歌にしてみました。
  小学校6年生 二人でうたいます。 

4、ウムカジ
   ネーネーズの代表的な曲です。愛しい人に思いを寄せながら歌います。
   千鳥が泣く声を 沖縄では チュイチュイと表現します。
   琉歌のなかでも好んで使われるフレーズですが効果的に用いられています。
   歌唱力が問われる曲ですが、挑戦してみました。

5、球美(くみ)ぬ里(さとぅ)にめんそうれ 作詞・作曲 吉田薫
  第25回 新唄大賞 グランプリ受賞曲
インタービューを織りまぜながら 約30分のステージでした。
公開審査会の様子は ラジオ沖縄の特別番組として 3月20日(金)
午後8時から10時まで 2時間番組で放送されます。
 今回は ドラムセット パールのリズムトラベラー と シンセサイザーを持ち込んでの演奏。シンセサイザーは 1週間前に雨に濡れたためか、本番中も調子がよろしくありません。液晶が消えるハプニングもありました。ドラムセットは フェリーで前日に本島に運びました。小さいドラムセットですが、やはり運ぶのはたんへん。でもいい経験になりました。

久米島子どもたちの 活躍をぜひ ラジオで聴いてください。 


演奏事前告知


今年も新唄(みいうた)大賞の 公開審査会の時期が来ました。3月15日
沖縄市のコザミュージックタウン音市場において開催されます。
午後5時開場 5時30分から8時まで
なんくるさんしんは 今年は ゲスト出演として 8名のメンバーが参加します。
応援よろしくお願いします。

http://rokinawa.co.jp/news/index.html

琉歌

琉歌 アンマー

アンマーの子守歌

琉歌055 自由形式
めーぐい しーぐい うんぶい かーぶい
ゆったい くゎったい にーぶい かーぶい
わったーわらべー にんたがやー
うふっちゅなりよー わらび
そーいりよーやー わらび
わった ぼーぼー
琉歌056
やー)ぬ前(めー)ぬ 福木(ふくぎ)ぬ下(しちゃ)や 昼寝(ひるにー)所(どぅくる)  蓆(むーす)敷(し)ち昼寝(ひるにー)所(どぅくる) アンマーとぅ一緒(まじゅん) 昼寝(ひるにー)所

琉歌057
夕暮(ゆさんでぃ)なーてぃん あまくま廻(みーぐ)てぃ
畠(はる)んじ遊(あし)ぶん 胴一人(どーちゅい)ど
琉歌058
父親(おとう)や後原(くしばる) クムイぬムジ採(とぅ)てぃ
今日(ちゅう)ぬ夕飯 ムジ んぶしい
ありあり 御馳走(くゎっちー)どー
琉歌059
山羊(ヒージャー)草や 我(わん)たましー
豚(っうゎー)むい作ゆし 御前(やー) たましー
琉歌060
お父(とう)や畠(はる)から 何時(いち)戻(むどぅ)たが
お母(かあ)や夕飯(ゆうばん) ちがきみそち 
琉歌061
我(わ)ったー もーもー よーいんなー 
あまくま 端(はた)草(ぐさ) 見(み)らんどー
琉歌062
くしばる めーばる くみばる みぐてぃ
三線てぃるるん てぃんとぅんてん
琉歌063
まじゃばる てぃーばる さんがたみーぐてぃ
三線てぃるるん てぃんとぅんてん


孫をあやしている アンマーの歌。 「メーグイ シーグイ」
ブランコが揺れるさまを歌っているらしい。 とても懐かしい。
私は子どもの頃この歌であやされていたのか?

琉歌

笠末若茶良(がさしわかちゃら) 世果報願ら 若茶良 と 民衆に分かれて歌う

琉歌035 若茶良
一、我(わん)や球美(くみ)ぬ島(しま)  産(ん)まりやいびーしが        
今(なま)からぬ 後(あとぅ)や 島(しま)とぅ 共(とぅむ)に 
※ヤサ 我(わん)ね 島(しま)ぬ 世果報(ゆがふう)願(にが)ら
琉歌038 若茶良
二、世間(しけ)ぬ為(たみ)なかい  人(ふぃとぅ)ぬ為(たみ)なかい
命(ぬち)ぬある限(かじ)り   世果報(ゆがふう)願(にが)ら
※ヤサ 我(わ)った 島(しま)ぬ 世果報(ゆがふう)願(にが)ら
琉歌043 民衆
三、登武那覇(とぅんなは)ぬ城(ぐしく) 笠末(がさし)若茶良(わかちゃら)や
見(み)りば水廻(みじまわ)てぃ 按司(あじ)ぬ誉(ふまり)
琉歌044 若茶良
四、誠(まことぅ)恩(うん)受(うき)きてぃ 我(わん)や此処(くま)に居(う)ん
島(しま)ぬ為(たみ)行(い)ちゅし 天(てぃん)ぬ運命(さだみ)
※ヤサ 我(わ)った 島(しま)ぬ 世果報(ゆがふう)願(にが)ら
琉歌045 若茶良
五、大太陽(うふてぃだ)ぬ恵(みぐ)み 誠(まくとぅ)此処(くま)あらば
伊敷索(ちなは)城(ぐしく)までぃ 照(てぃ)らちたぼり
※ヤサ 我(わ)った 島(しま)ぬ 世果報(ゆがふう)願(にが)ら
琉歌046 民衆
六、君(きん)真物(まむん)印(しるし) 天(てぃん)ぬ運(うん)受(う)きてぃ
我(わん)した若茶良(わかちゃら)や 国(くに)ぬ宝(たから)
琉歌047 若茶良
七、ぬゆでぃ親(うや)がなし 戦(いくさ)しかきゆる
我(わん)憎(にく)さあらば 一人(ひちゅい)果(は)てら
※ヤサ 我(わ)った 島(しま)ぬ 世果報(ゆがふう)願(にが)ら
琉歌048 若茶良
八、暁(あかちち)ぬスナミ 一人(ひちゅい)泣(な)ち明(あ)かち
苦(く)ちさ うらちらさ 涙石(なだいし)に捨(してぃ)てぃ
※ヤサ 我(わ)った 島(しま)ぬ 世果報(ゆがふう)願(にが)ら
琉歌049 民衆
九、立(たち)雲(ぐむ)向(ん)かてぃ 飛(とぅ)ぶる白鳥(しらどぅい)や
若茶良(わかちゃら)ぬ涙(なだ)ゆ 飲(ぬ)でぃどぅ鳴(な)ちゅみ
琉歌050 若茶良 民衆
十、真物(まむん)若茶良(わかちゃら)や 球美(くみ)ぬ為(たみ)果(は)てぃてぃ
世果報(ゆがふう)国(くに)創(ちゅく)てぃ 按司(あじ)ゆ偲(しぬ)ば 
※ヤサ 我(わ)った 島(しま)ぬ 世果報(ゆがふう)願(にが)ら
※ヤサ 我(わ)った 島(しま)ぬ 世果報(ゆがふう)願(にが)ら



笠末若茶良
他 琉歌
琉歌051
我(わん)や果(は)てぃるとぅん 心(くくる)安(や)し安(や)しとぅ
哀(あわ)り母親(ははうや)や 泣(な)ちやうらに
琉歌052
時(とち)や流(なが)りてぃん 世(ゆ)ん移(うつ)り変(か)わてぃ
城(ぐしく)からぬ眺(なが)み 変(か)わてぃ呉(くぃ)るな
琉歌053
若茶良(わかちゃら)や一人(ひちゅい) 球美(くみ)ぬ為(たみ)果(は)てぃてぃ
願(にが)たる平和(へいわ)や 現代(なま)どぅやゆる
琉歌054
スナミ頂(ちぢ) 登(ぬぶ)てぃ 母(はは)偲(しぬでぃ)で泣(な)ちゅる
男(ゐきが)若(わか)ちゃらや 粟国(あぐに)向(ん)かてぃ


琉歌

初心者応援歌 なんくるさんしん
琉歌039
一、なんくる三線(さんしん) 習(なら)てぃ
 沖縄(うちなー) 島唄(しまうた) うみかきら
  おじーんおばーんめんそうち
 なんくる三線(さんしん) 聴(ち)ちみしょり
  合(あい) 四(しー) 工(こう) 合 四 工  合 四 工 とーうっさ
琉歌040
二、デンサー節(ぶし) 習(なら)てぃ
 昔(んかし)ゆしぐとぅ うみかきら
  おじーんおばーん 手(てぃー)ぱちぱち
 なんくる三線(さんしん) 全部(むる)上等(じょうとう)
  工 中 上 工 合 乙 四 (こうちゅうじょうこうあいおつしー)
 四 中 上 工 合 乙 四(しーちゅうじょうこうあいおつしー)
 デンサー節(ぶし) ちゅくてぃ
『デンサー節』 デンサー節(ぶし)作(ちゅく)てぃ 童(わらび)ん達(ちゃー)に詠(ゆ)まち
世間(しきん)ぬ戒み(いま) なゆしどぅ 我(わ)んねえ 願(にが)ゆる
(デンサー スーリ デンサー)
琉歌041
三、がじまる木(ぎー)ぬ 下(しちゃ)うてぃ
 デンサー節(ぶし) あびたぐとぅ
  にーぶいきじむな とぅんじてぃ
 なんくる三線(さんしん) 一大事(いちでーじ)
  歌持(うたむ)ちきっちゃき 音 痴(ふぃーじゃいぬーでぃー)
 あきさみよ にんだらん
琉歌042
四、なんくるカチャーシ 習(なら)てぃ
 早弾(はやび)ち まく弾(び)ち うみかきら
  おじーんおばーん 手(てぃー) 取(とぅ)やい
 なんくるカチャーシ 踊(うどぅ)やびら
  ヒーヤハイヤ ハイヤイヤササ
 はっはっはっはっ イヤササ
  踊(もう)れ 踊れ 踊れ 踊れ 
 なんくる踊(もう)れカチャーシーイヤササ
  踊(もう)れ 踊れ 踊れ 踊れ
 なんくる三線(さんしん) 全部(むる)一番(いちばん)ハイ


琉球国誕生物語3(王様の誕生)
久米島の英雄 若ちゃらが国王だったら このような事を歌ったのではないだろうか?
首里城の庭(うなー)おいて王様が臣下 に姿を表す様子を想像して作ってみました。国の行く末について 国政についての演説をしている姿が見えるようです。これは 曲が出来て その後に 歌詞をつけました。
題名:世果報(ゆがふう)願(にが)ら 
琉歌035
一、我(わん)や 那覇(なは)小禄(うるく)    
 産(う)まり やいびーしが        
  今(なま)からぬ 道(みち)や
 那覇(なふぁ)ぬ 為(たみ)なかい
※やさ 我(わ)んね 那覇(なふぁ)ぬ 
  世果報(ゆがふ)願(にが)ら
琉歌036
二、永遠(いち)までぃん 我(わ)んや
 世間(しけ)ぬ 恩(うん)肝(ちむ)に
  那覇(なふぁ)ぬ為(たみ)なかい
 はまてぃ 行(い)ちゅん
※やさ 我(わ)んね 那覇(なふぁ)ぬ
  世果報(ゆがふ) 願(にが)ら  
琉歌037
三、戦争場(いくさば)ぬ 苦労(あわり)
 越(くぃ)てぃ 現在(なま)が 有(あ)ん
  親(うや) 御先祖(ふぁーふじ) からぬ
 褒美(ふうび)でむぬ
※やさ 我(わ)った 那覇(なふぁ)ぬ
  世果報(ゆがふ) 願(にが)ら
琉歌038
四、世間(しけ)ぬ 為(たみ)なかい
 人(ふぃとぅ)ぬ為(たみ)なかい
  命(ぬち)ぬある 限(かじ)り
 世果報(ゆがふ) 願(にが)ら
※やさ 我(わ)った 那覇(なふぁ)ぬ
  世果報(ゆがふう) 願(にが)ら
※やさ 我(わ)った 那覇(なふぁ)ぬ
  世果報(ゆがふう) 願(にが)ら

琉歌

琉歌 恋心(くいぐくる) 花をテーマに創作

琉歌032
桜花(さくらばな)見事(みぐとぅ) 下向(したん)かてぃ咲(さ)ちゅる
心(くくる)安々(やしやし)とぅ 語(かた)る如(ぐとぅ)に
琉歌033
露受(ちゆう)きてぃ咲(さ)ちゅる 花(はな)やあん美(ちゅ)らさ
我(わん)や里(さとぅ)出逢(いちゃ)てぃ 真白(ましら)咲(さ)かな
琉歌034
葉(ふぁ)や太陽(てぃだ)向(ん)かてぃ 花(はな)や我(わん)向(ん)かてぃ
思出(うびんじゃ)すさ無蔵(んぞ)ぬ 姿(しがた)香(かば)さ

花はなぜ美しいのか、それを見て美しいと感じる人間のために咲いていると思いたい。何かの本に 花が美しいのは 一つの心で咲いているからという一節があった。まっすぐな花に 心洗われるようだ。
きっと だいじょうぶだ・だいじょうぶだ と 語りかけているのだと思う。

琉歌

琉歌 てぃんさぐぬ花

てぃんさぐぬ花

琉歌031

親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や 胸(んに)深(ふか)く染(す)まてぃ
繰(く)い返(かい)しがいし 人(ちゅ)路(みち)語(かた)てぃ

言葉により人間の生きざまを教え、それにより人間が育てられる。
口から入る食事だけでなく、親の日ごろの 言葉は胸深く
子どもの魂に刻まれ、それにより 子は正しく生きるのだと実感する。
くりかし返し正しく生きる道を 言葉がさし示してくれるのだ。

資料 教訓歌<てぃんさぐの花>
 天(てぃん)ぬ群星(むりぶし)や 読(ゆ)みば 読(ゆ)まりしが
親(うや)のゆしぐとぅや 読(ゆ)みやならん
・・夜空に浮かぶ 星の数は数えようと思えば数えることができるが、
親の教えは 数えることができない。
天の星を数えきれると 言い放つ ウチナー歌人に感動する。

ほうせんか

琉歌

琉歌 ニライカナイ

ニライカナイ

琉歌029
 真南(まふぇ)ぬ涼風(しだかじ)や アーラ浜(はま)あがた
神(かみ)ぬ島(しま)便(たゆ)い ニライカナイ
琉歌030
がじゅまるぬ下(しちゃ)に ふちゅる涼風(しだかじ)や
親(うや)ふぁーふじからぬ 褒美(ふーび)でむぬ

小学校の校庭にたたずむと 南風が ガジュマルの木やモモタマナの木の元に心地よく吹いてくる。きっと、アーラ浜の向こう 真南の方角には言い伝えのニライカナイの国があるのかもしれない。

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